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第6章 淫夢とオナニー

麻希の心が恐れ、だが身体が待ち望んだ玉が性器に触れた。

勿論、ピンロー等、触れた事さえ無い麻希・・
性玩具と同等の、いや、低周波が加わり振動だけで無く、秘肉内部の性神経を慰める責め具の刺激に、麻希の抵抗が破られた。

「んっ？ 紐がズレ無くなったゾッ・・」
麻希の力が緩み、瞬く間に口を開き始めた大陰唇。
その僅かな隙間に、紐がショーツの薄い生地越しに食い込んだ。

陸に上がった若鮎の様に、ピクッと跳ねる身体、仰反る頭。
「・・ぁぁ・・ぁぁぁぁ・・・・ぅぅ・・ぁぅっ・・」
堪え切れずに漏れ始める、歓喜の啜り哭き。
大陰唇の上からで無く、外性器の内側や小陰唇を嬲る紐。

そして、玉がその淫らな谷間を這い登り始め、やがて大陰唇の上部の合わせ目で、引っ掛かって動きを止めた。
玉の振動がクリトリスに直接伝わる、しかも低周波が、その裏側の内部、即ちGスポットを嬲り始めたから堪らない・・

「あ、あ、駄目ぇぇ・・あうっ、や、止めろぉぉ・・」
「ありゃぁ？ ごめん、紐が動か無くなっちゃったんだ・・止めろって、痛いの？ まさか、感じてる訳じゃ無いよねぇ？ それに、人に物を頼む時は、もっと丁寧にしないと・・」

社長が興奮に顔を歪めながら、わざと紐を揺すった。
(あ、あうぅぅ、くぉぉ・・耐えらん無いぃっ・・)
腰が無意識にグラインドを始め、閉じた太腿が細かく震える・・
女の娘の示す、限界のサイン。

社長が明に頷く、同時に紐を緩める2人。
「はぁ はぁ・・はあぁぁっ・・ぁぁ・・」
絶頂への梯子を外された麻希が、快感の余韻で、荒い息遣いに愉悦の呻きを混ぜ、恨めしそうな瞳で社長を睨み付けた。