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朏の断片‐ミカヅキ ノ ダンペン‐
第5章 #4
「やっぱり女の子のほうが良かった?」
「それはそうやな。聞いた話だと浣腸とかするんやて。何かそういうの気がひけるやん」
「……え、何浣腸って」
「エッチの前のケアらしいねん」
上田の真顔のドン引きに苦笑する。
「安心しいや。別にそんなんせんし」
とは言ったものの、体は治まらない。
「じゃあ、どうすんの」
「俺らは俺らのやり方を探したらええんちゃう?」
髪を一束指に掬いキスをすると上田が腕に力を込めて抱き着いて来た。
「ユキってエロいけど優しいよな」
「アレちゃうか。変態という名の紳士?」
「何それ」