この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
朏の断片‐ミカヅキ ノ ダンペン‐
第6章 #5


月曜の夜。

すでに辺りは真っ暗な中、帰宅した片桐が暗がりの玄関をぬけて部屋に上がり電気を付けた。カーテンを閉めようと窓に近付く時、テーブルの上にポツンと置かれた鍵に足を止める。

瞬間、ザワッと背筋を襲う悪寒。合鍵がここに置いてあるということは、上田が来たということだ。


――鍵を返しに?


今まで我慢していた感情が不意に爆発しそうになる。だが喉に何かが突っ掛かり声が出ない。叫びたい衝動は次の瞬間別の叫びに変わった。


「うわぁっ……!」


隣の部屋の暗がりの中に人がいた。ベッドのわきに座り込んでいた上田だった。


「ま、マサキか?……驚かすなや。お前一体……っ」


今まで何をしていたとか、どうして電気もつけないとか、言いたいことは山ほどあったが。とりあえず落ち着け!と自分に言い聞かす。


/100ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ