この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
朏の断片‐ミカヅキ ノ ダンペン‐
第6章 #5


「マサキ」


肩を抱き寄せると簡単にグラついて転がって来た。こんなに軽かった気はしない、痩せてフラフラな印象に一層焦りがわいた。


「そんな思い詰めんなや……!何でそんなに背負い込もうとすんねん」

「俺のせいで美希が」

「違うやん。ミキちゃんはミキちゃんの人生を生きてそれを終えたけど、お前は自分の人生すら生きてないやん」


力を込めて抱き締めると上田は声を上げて泣き出した。

その頭を抱え込むように抱き締めただ寄り添うくらいしか出来ないまま、何十分も、時折撫でたり口付けをして慰めたがなかなかその涙は止まらなかった。


/100ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ