この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
朏の断片‐ミカヅキ ノ ダンペン‐
第6章 #5


「優しく出来る自信はないで」

「うん、いい」


上田をベッドに寝かせ、体重をかけた。久しぶりのキスは荒々しくて、一切余裕がなくて、熱くて、涙の味がした。息が出来ずに溺れるように喘ぐのをそれでも逃がさず追いかける。肩に食い込む指先が痛みを刻んでいく。ズルズルと力任せに服を剥ぎ取り、あちこち歯をたてながら舐めるとすすり泣く声がか細く聞こえた。


心の痛みを体の痛みで掻き消すように、真っ直ぐな愛をぶつけようと思った。

ずっと不安で寂しかったという自分勝手な気持ちでしか、今は愛せない。慰めただけでは呼び戻せないなら。ありのままの感情をぶつけるほうがいい。


/100ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ