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愛妻ネトラレ 久美子
第11章 露出プレイ in 小旅行
「今度はさぁ、近場に旅行でも行ってみないか?」工場長に話を切り出された久美子は「はぁ?駄目に決まってるじゃないですか?」と露骨に嫌な顔を見せた。

不適切な関係を持ってしまってはいるが、会社の男達とはあくまでも特別ボーナスを報酬として頂く為に、肉体を提供しているだけなのだ。
不倫旅行に行くような間柄でも、ましてや愛人関係である訳でもない。
そもそも、未就学児も家庭にいるのに簡単に旅行になど行けるはずもない。

久美子のにべもない返事を予想していたのだろう、工場長は穏やかな笑顔を崩すこともなく、「いやいや、泊りがけという訳じゃないんだ。日帰りでね。知り合いの温泉宿の支配人から無料券を貰ったから、せっかくだからね。もちろん宿泊無料の券なんだが、日帰り利用でも対応するよと言ってくれていてね」
のんびりとした口調で工場長は説明する。
「もちろん、日帰り温泉に付き合ってくれた分の特別ボーナスはたっぷりはずむよ」

「はあぁ…」
深い溜め息をつく、久美子。
特別ボーナスという言葉を使えば、言うことを聞かせられると思っている工場長が憎らしい。
そして、その通り特別ボーナスという言葉に逆らえない自分自身が恨めしい、久美子。
「…分かりましたよ。その代わり、手当増額して下さいね、プライベートの時間削られるんですから」不承不承といった感じで応じる久美子。

「オッケー、オッケー!じゃあ、早速日取りを決めちゃおうか」軽い調子で返答し、話を進めようとする工場長。
「はあぁぁ……」
再度深い深い溜め息をつく久美子であった。



「…で、なんで私はこんな格好をさせられてるんですか?」
東北自動車道を走る赤いスポーツカー。
その助手席に座る久美子は、昼間からビールをあおり既に酔っ払っている。
頬をアルコールで赤く染め、少し不機嫌そうに、少し恥ずかしそうに工場長をサングラス越しに睨みつける。

「ははは…、まぁまぁ。…でも似合ってるよ、妖艶なセクシーさが匂い立つようだよ」工場長は運転しながら、久美子の姿をチラ見して微笑んだ。

「…それ、褒めてるんですかぁ?…こんな格好を褒められてもねぇ…」憮然とした表情で、久美子は手にした缶ビールをぐいッと喉に流し込む。
久美子は季節外れのベージュ色のトレンチコートに身を包んでいた。
コートの丈は短めで、脂の乗った人妻盛りの真っ白いムチムチした太腿が眩しい。
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