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愛妻ネトラレ 久美子
第6章 盆踊り 町内会長は好色爺
町内会長との初めての日以来、久美子はたまに町内会長宅に招かれていた。

運転手兼ボディガードらしい黒岩から連絡が入り、車での送迎で町内会長の屋敷へ、というのがいつものパターンだった。

どうやら、町内会長には所謂 妾や2号さんと呼ばれる女性が多くおり、それ以外にも気に入った女性を見つけると声をかけ、遊んでいるらしかった。

『飽きっぽいところもあるので…。少しの間の辛抱だと我慢して下さい』何度も顔を合わせ、いつも車での送迎をしてくれる黒岩が、久美子を気遣った発言をする。
『ありがとう、大丈夫ですよ』優しく黒岩に微笑む久美子。

町内会長とあんなことがあって以来、黒岩は送迎がある日は車で買い物に付き合ってくれ、しかも支払いまでしてくれる。
送迎がない時でも、久美子が用事があり忙しい時は代わりに買い物をし、家の前に置いておいてくれる場合もあった。
『そこまでしてくれなくても』さすがに支払いまでしてくれた時は、久美子も断ったのだが『せめてものお詫びの気持ちです。根本様にもくれぐれも丁重に、と仰せつかっておりますので』黒岩に言われ、素直に従うことにした。
町内会長に呼び出された日は、必ず白い封筒に包まれた駄賃(というには高額だが)も渡された。
経済的には確かに潤うようになったんだけどなぁ、と久美子は悩む。
町内会長の趣味に付き合わされて、慰みものにされて…実際感じちゃったり、イッちゃったりして、私ってば町内会長の言うとおり変態妊婦さんなのかな?

ぼんやりと、車の後部座席で景色を眺めていると、『着きましたよ』
黒岩が口を開く。
久美子の自宅前に到着したのだ。
『あぁ、ありがとう』我にかえった久美子に、『もし考え事がおありでしたら、もう少しどこか車を流しましょうか』
気を使った黒岩がドライブの提案をしてくれる。

『いいのよ、大丈夫、大丈夫!』
笑いながら答える久美子。
自分が本物の変態なのか悩んでいたなど言えるわけがない。
それより、いつも気をつかってくれたり、買い物を車でしてくれる黒岩への感謝の気持ちが湧いてきていた。
『それより、たまにはコーヒーでも飲んでいかない?いつものお礼代わりに』と久美子。
『いえ、けっこうです。お心遣い感謝いたします。失礼いたします』と黒岩なら言うかと思いきや、『…宜しいんですか。それでは、お言葉に甘えさせていただきます』黒岩は言った。
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