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短編集〜エッチな人々〜
第5章 取引先で実演販売!?
「なかなか濡れて来ないみたいだね」
「ご、ごめんなさい!」
浅岡くんの顔が見れなくて足を閉じベッドに視線を伏せる。
「謝ることないよ。緊張してる?」
「…うん」
視線を伏せたまま答える私。
ダメだ、きっとこのまま終わって、あのことがバレるんだ。

「俺が相手になっても良い?」
「え?」
「俺が相手になって北川のアソコ濡らしてあげる」
「ええ??」
「どう?」
攻めてくる浅田くん。
「で、でも…誰か来たりとか…」
「用事ある場合は内線電話があるから」
「外に聞こえたりとか…」
「ここは防音室だから」

「………」
沈黙になる。

「北川、ごめん。もう我慢できない」
「え?」
浅岡くんはスーツを脱ぎ始めた。
ワイシャツやジャケットをあちこちに脱ぎ散らかす。
「俺のこれを北川の中に挿れたい」
浅岡くんのアレが大きく勃ってる…!
私を見てこんなに反応してるの…?
「痛いことはしない」
浅岡くんの唇が近づいて来る。
私は自然と目を瞑り、浅岡くんとキスをした。

そのままベッドに倒される。
浅岡くんの温かくて柔らかい唇。
キスって何年ぶりだろう?
浅岡くんの優しいキス。
もっとしてたい。

唇が離れると。
「北川のその、とろんとした表情、反則だよ。もう1回キスしたい」
浅岡くんと再び唇が重なる。
次第に浅岡くんの舌が入って来て私の舌と絡まる。
さっきの優しいキスとは違って今度は激しいキス。
浅岡くんのキスはどっちも好き。
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