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それでも僕は
第4章 4※
まず弱めの振動で彼をイジメる。彼の足が産まれたての仔鹿の足のように震える。媚薬の効果もあって彼の白い頬が赤くなる。
「やあ…君…顔赤いけど大丈夫かい?」
温和そうな中年男性が傍から見て体調が悪そうな彼に声をかける。一瞬ローターを止めようかと思ったが男の目がギラ付いていることに気付いた僕は逆にローターのスイッチを弱から中に上げた。
「だ、大丈夫…で、です」
いきなり強くなったローターに彼はさらに顔を赤くする。彼は息を切らしながら声をかけた男のほうを向く。
「……そうか」
男は彼の言葉に疑問を抱くことなく去っていく。まるで何も気付いていないように装っていても目に宿っている危険な光は誤魔化せるものではない。恐らく僕と同じく彼に魅入られている。明日から去っていた男も混ざるともりだろうか?こんな可愛い子を独り占めしたい。
「……んッ…あッくッ…」
僕はローターのスイッチを最大まで上げた。彼は壁に爪を立てて必死にローターの刺激に耐える。彼は琥珀色の目に涙を浮かべる。涙で濡れた彼の目は宝石のようでとてもキレイだった。
「と、止めてください…」
「……こんなに気持ち良さそうなのに?」
「…あッ…んッ…もッもう…い、いく…あッ…お願いします…」
彼はローターを止めるように懇願する、僕に縋り付く彼の髪を乱暴に掴みキスをした、脚で彼の中心を擦ると固いモノを感じる、すでに限界が近い彼の瞳から涙が零れ頬に線を作る。
「はッ…あッ…ゃッ…」
彼は中心を抑えながら果てる、僕は彼の中からローターを抜く。彼は電車内でイカされた事実に打ちのめされ呆然としている。ちょうど僕が降りる駅に着く。僕はその場に崩れ落ちた彼を置いて電車を降りた。
あれから1週間が経った。彼は相変わらず魅力的で多くの人を引き寄せた。彼の躰を弄ぶ男は日に日に増えていった。
「あッ…んッ…くッんんッ…」
彼のシャツのボタン外し複数の男が彼のキレイで整った躰を弄る。僕は名前も知らないこの少年に嵌まっていた。
「君…名前は…?」
「ふッ…は?…んん…言うわけないだろ…ぐッ…」
僕は名前を教えることを拒否した彼のズボンに手を突っ込みソレを力一杯握った。