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性拷問 堕ちた女捜査官
第4章 序章 ④ クンニ
陽子と別れ、密かに佐伯の部屋に向かう ますみの脳裏に、実戦訓練の名目で受けた、様々な拷問が蘇った。

最初は、痛くて嫌で嫌で堪らなかった責めの数々。

アノ夜の鞭に始まり、蝋燭、お灸、針、洗濯バサミ・・
消毒の名で責め痕に擦り込まれる、塩、酒、クエン酸・・

縄で手錠で紐で・・
ベッドに柱に天井のフックに・・
縛られ吊るされ拘束された、両手と両脚。

大の字にM字開脚に万歳に・・
取らされた、痴態の数々。
晒された腋窩、乳首、太腿、股間、そして局部。

余りの苦痛と辛さに、何度泣いた事だろう?
声を耐える為に、二の腕や手の甲に着いた自らの歯形。

しかし、秘密捜査官の夢の為に・・
いや、鞭=拷問の後の、飴=愛撫の為に・・
必死に佐伯の責めに耐えた ますみ。

だが、いつの夜からだったろうか?
責めの苦悶が、暗い悦びに変わり始めたのは?

決して、苦痛そのものを求めては無い。
無残な姿で、凄惨な拷問を施され、懸命に耐える、そのコト自体に隠微な快楽を感じる ますみだった。

ますみ自身は気付いて無いが、密かに宿った被虐願望の性癖が、明らかに目覚め始めていたのだった。
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