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第13章 選抜

待ち受けた、ますみを妬む同僚達。
「あらっ、ますみぃ、遅刻なんて珍しいわねぇ？」
「えっ、ノーブラ？ 昨夜、愉しみ過ぎたのっ？」
「凄い嫌らしい臭いよっ」

その時、教官が壇上に登る、一斉に敬礼する女の娘達。

「この度、君達の中から特別に、秘密捜査官を3人任命する」
どよめく女の娘達。

「今、我が組織で女性捜査官が逼迫しておる。そこで今回ペアを組む相手を直接、男性捜査官に選んで貰う、質問には正直に答える事」

再び女の娘達から湧き上がるどよめき・・
「えっ、えっ？ 私達のペアって？」
「男女の潜入って、完璧な間柄になるんでしょ？」
「ソレッて恋人になるの？ 勿論、エッチもスるのよねぇ？」

そして・・
男性捜査官が壇上に現れた。

既に初老の男、ジャニーズ系の20代・・
最後に現れた男に、全員が固唾を呑んだ。
全女性捜査官憧れの、深野 涼だった・・
「きゃぁぁぁ・・」
「嘘ぉぉ、涼サンのペアにぃぃ？」

3人の男性捜査官が、立ち並ぶ女の娘の間を周り吟味する。
皆、陽子の前では立ち止り、質問しては頷いていた。

「やっぱ、陽子先輩は鉄板よねぇ？」
「涼サンも真剣だしぃ・・」
「私はっ？ 尽くすのにぃ・・」
「貴女は無理よぉ・・涼先輩、引く手数多だし、面食いで身体にも五月蝿いらしいわよっ」
「へぇ？ 顔と身体ぁ？ ならっ・・」

皆が、ますみを見遣る。
「んっ？ 無理無理っ・・」
「確かに可愛いけど、所詮ブリッ娘だしぃ」
「それに見たぁ？ あの娘、ノーブラよっ・・」
「昨日、オナニーしまくって、嫌らしい臭いしてるしぃ」
「涼先輩って、清楚な娘が好みなんでしょ？」

そして・・
深野 涼が、ますみの前に立ち止まる。