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唇果実
第1章 少女達
「キス、したいな」
あなたがそう言いかけて薄く唇を開いた時に、私はもう自分の内側から処女を失ったのだ。

糸を引きそうなあなたの吐息が私の口を塞いでしまったから、どうやってこんなにも荒くなった呼吸をこなしたらいいかわからなくなってしまったんだ。
花弁みたいなヒラヒラを含んだ私の唇は、すっかり熱く甘いヨダレを垂らし始めた。

なんて綺麗な爪なんだろう。

唇と同じ色と質感に染め上げられた硬そうな爪。
きっとこの人はこの真っ赤に濡れた爪のせいで、日常生活の指運動が退化してしまっているんだ。そのかわり。こんなにもズル賢い滑るような踊りを身に着けた指は、私の両脚の結び目を難無くほどいてしまう。

プリーツのしっかりついた紺のスカートの中、生温い爪が私の骨盤を撫でていく。
一番肉付きの薄い部分を通り抜けた瞬間、自分でも聴いたことのないような声?吐息?が盛大に漏れた。

今にして思えば当然だけど、真っ白な木綿に守られた唇は恥ずかしい色に染まりあがり、白桃はもう熟し始めていたのだ。
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