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硝子の初恋
第5章 名前は特別の証?
順番?
振られるのに順番があるのだろうか?
キョトンとするまゆなの顔に、高臣は自分の顔を近付ける。
その瞳は優しくて、こんな状況なのに、まゆなの胸はときめいた。
「……まゆ、好きだ」
──────────…
───────…
─────…
高臣の言葉を理解するまでに、まゆなの頭は相当な時間を要した。
「え─────…?」
ようやく涙の止まったまゆなの顔を覗き込んで、高臣はもう一度言った。
「俺はまゆが好きだ。すげーハマってる」