この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
硝子の初恋
第6章 怖いくらいに幸せ
「無事にケー番変更もできてよかったよね」
沙有里と教室に入ると、佳菜美と成美が駆け寄って来た。2人にも、もちろん新しい番号は教えてある。
「まゆちゃん、ケー番変えたんだ? 教えて?」
早速聞きつけた三園と原口が笑顔でまゆなに近付く。2人を疑っているからか、その笑顔はどこか裏がありそうに見えてしまう。
「えっと……あの……」
思わず口ごもるまゆな。
「何? うちらには教えられない?」
三園が少し不機嫌そうにまゆなを睨んだ。
「教えられない!」
「さっ、沙有里?!」
三園と原口からまゆなを庇うように立ち塞がる沙有里。
「まゆは私のだから! 私以外に教えちゃダメ!!」
「はぁ? ちょっと〜」
沙有里を退かそうとする三園。
「ダメダメダメダメダメ─────!!」
大きな声を出した沙有里。
「馬鹿じゃないの? うちらはまゆちゃんと話してんの!」
無理矢理沙有里を退かした三園。その隙に、原口がまゆなの腕を掴んだ。
沙有里と教室に入ると、佳菜美と成美が駆け寄って来た。2人にも、もちろん新しい番号は教えてある。
「まゆちゃん、ケー番変えたんだ? 教えて?」
早速聞きつけた三園と原口が笑顔でまゆなに近付く。2人を疑っているからか、その笑顔はどこか裏がありそうに見えてしまう。
「えっと……あの……」
思わず口ごもるまゆな。
「何? うちらには教えられない?」
三園が少し不機嫌そうにまゆなを睨んだ。
「教えられない!」
「さっ、沙有里?!」
三園と原口からまゆなを庇うように立ち塞がる沙有里。
「まゆは私のだから! 私以外に教えちゃダメ!!」
「はぁ? ちょっと〜」
沙有里を退かそうとする三園。
「ダメダメダメダメダメ─────!!」
大きな声を出した沙有里。
「馬鹿じゃないの? うちらはまゆちゃんと話してんの!」
無理矢理沙有里を退かした三園。その隙に、原口がまゆなの腕を掴んだ。