この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
硝子の初恋
第6章 怖いくらいに幸せ
その後は特に何もなく、平和なうちに二学期が終了した。

冬休み初日の今日は、冬季大会。
一年マネージャーのまゆなと沙有里は、観客席で、記録を書き込んでいる。

「きゃ─────!」

観客席から、一際大きな歓声が上がった。

「まゆ! 高臣先輩だよ!」

隣の沙有里が、興奮した声を出す。

スタート台に上がる高臣。一瞬、高臣がこちらを見た気がして、まゆなの心臓が小さく跳ねた。

いくつものプールを収容する程に大きな会場の、大勢の観客で溢れる観客席。

(こんな中で目が合ったかもなんて、私すごい自惚れてる……)

でも─────

「今こっち見たよね?」

「見た見た!」

まゆなの後ろの女子高生が騒ぐ。

「マジカッコイイ!」

「ヤバイくね? あの身体」

「うわ、抱かれたい!!」

「高臣く─────ん!」

ざわざわとした観客席は、高臣へ向けられているだろう言葉に溢れていた。
/367ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ