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硝子の初恋
第6章 怖いくらいに幸せ
スタートの合図で、選手たちが一斉に飛び込む。
一瞬の静寂の後、会場はまた歓声に包まれる。
「眞斗……!!」
高臣の姿を目で追うまゆな。
もう、歓声はおろか、沙有里の声も聞こえない。
まゆなは、胸の前で、祈るように手を結び合わせた。
(どうか……眞斗の頑張りが認められますように……)
前半からものすごい接戦だ。順位が何度も入れ替わる。
後半、トップ4人が混戦から抜け出した。高臣もその中に入っている。
(眞斗の納得いく結果が、出せますように……)
まゆなは思わず、ぎゅーっとキツく目を閉じた。
一瞬の静寂の後、会場はまた歓声に包まれる。
「眞斗……!!」
高臣の姿を目で追うまゆな。
もう、歓声はおろか、沙有里の声も聞こえない。
まゆなは、胸の前で、祈るように手を結び合わせた。
(どうか……眞斗の頑張りが認められますように……)
前半からものすごい接戦だ。順位が何度も入れ替わる。
後半、トップ4人が混戦から抜け出した。高臣もその中に入っている。
(眞斗の納得いく結果が、出せますように……)
まゆなは思わず、ぎゅーっとキツく目を閉じた。