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硝子の初恋
第6章 怖いくらいに幸せ
「まゆッ、高臣先輩2位だよ!」
沙有里が興奮して、まゆなに抱きつく。まゆなはハッとして目を開けた。
ゴールの所で、スコアボードを睨んでいた高臣が、今度はハッキリとまゆなの方に向き、笑顔でガッツポーズを作った。
まゆなも嬉しくて、小さくガッツポーズをしながら、満面の笑みを高臣に向けた。
「きゃ─────! こっち見たぁ!!」
まゆなの後ろから一際大きな歓声が上がる。
「マジカッコイイ!」
「高臣先輩、最高!」
いつもはヤキモキする言葉も、今は高臣が認められたみたいで嬉しく感じる。
「眞斗─────!」
どこからかそんな声が上がる
「……眞斗だって。いいの?」
「嫌だよ。名前は特別だもん……」
沙有里の言葉に、まゆなはボソっと答える。
「あー、沙有里! タイム消えちゃう!」
「うわッ、待ってー!」
まゆなと沙有里は、慌ててタイムを書き写した。
沙有里が興奮して、まゆなに抱きつく。まゆなはハッとして目を開けた。
ゴールの所で、スコアボードを睨んでいた高臣が、今度はハッキリとまゆなの方に向き、笑顔でガッツポーズを作った。
まゆなも嬉しくて、小さくガッツポーズをしながら、満面の笑みを高臣に向けた。
「きゃ─────! こっち見たぁ!!」
まゆなの後ろから一際大きな歓声が上がる。
「マジカッコイイ!」
「高臣先輩、最高!」
いつもはヤキモキする言葉も、今は高臣が認められたみたいで嬉しく感じる。
「眞斗─────!」
どこからかそんな声が上がる
「……眞斗だって。いいの?」
「嫌だよ。名前は特別だもん……」
沙有里の言葉に、まゆなはボソっと答える。
「あー、沙有里! タイム消えちゃう!」
「うわッ、待ってー!」
まゆなと沙有里は、慌ててタイムを書き写した。