この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
硝子の初恋
第6章 怖いくらいに幸せ
「眞斗くんてすごいね!」
「うんうん! 頭はいいし、顔はいいし、スタイルもヤバイくらいいいし」
「眞斗カッコイイ」
ピタッと、高臣の足が止まる。
「……俺、まゆ以外の女に名前で呼ばれんのムカつくんだよね」
高臣の顔から愛想笑いが消え、低い声でそう制される。
取り巻きの女たちも立ち止まり、その場が静まり返った。
「うわぁ……」
その静寂を破る沙有里の声。
「まゆ……!」
立ち尽くす女たちの間をすり抜けて、高臣がまゆなに駆け寄った。
「眞斗……おめでとう」
高臣の嬉しそうな顔に、まゆなの頬も緩む。
「サンキュ。もちろん今夜は空けてあるよな?」
そう言って、高臣はまゆなの肩を抱いた。
「えぇ?! どういう事?!」
「俺、まゆな以外のプレゼントは受け取らない」
「え? あ、ごめん。私何も……」
「つーまーりー、まゆな自身を今夜たっぷりプレゼントしろって事だよッ!」
沙有里のツッコミに、ざわめきと共に女たちからまゆなに恐ろしい視線が注がれる。
「まままままま眞斗……ッ」
「吃り過ぎだろ」
高臣は、まゆなの肩を抱いたまま、女たちにクルリと背中を向けた。
「うんうん! 頭はいいし、顔はいいし、スタイルもヤバイくらいいいし」
「眞斗カッコイイ」
ピタッと、高臣の足が止まる。
「……俺、まゆ以外の女に名前で呼ばれんのムカつくんだよね」
高臣の顔から愛想笑いが消え、低い声でそう制される。
取り巻きの女たちも立ち止まり、その場が静まり返った。
「うわぁ……」
その静寂を破る沙有里の声。
「まゆ……!」
立ち尽くす女たちの間をすり抜けて、高臣がまゆなに駆け寄った。
「眞斗……おめでとう」
高臣の嬉しそうな顔に、まゆなの頬も緩む。
「サンキュ。もちろん今夜は空けてあるよな?」
そう言って、高臣はまゆなの肩を抱いた。
「えぇ?! どういう事?!」
「俺、まゆな以外のプレゼントは受け取らない」
「え? あ、ごめん。私何も……」
「つーまーりー、まゆな自身を今夜たっぷりプレゼントしろって事だよッ!」
沙有里のツッコミに、ざわめきと共に女たちからまゆなに恐ろしい視線が注がれる。
「まままままま眞斗……ッ」
「吃り過ぎだろ」
高臣は、まゆなの肩を抱いたまま、女たちにクルリと背中を向けた。