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硝子の初恋
第7章 初めて一緒のクリスマス
「うわ、一輝サイテー」

「高臣先輩ッ!?」

突然聞こえた高臣の声に、一輝は一瞬驚く。だがすぐに、先輩である高臣相手に懐っこく話しかける。

「だって今日はクリスマスイブじゃないですか! まゆの家行ったら、絶対パンティー脱がすでしょ?」

思わず一輝を叩こうとした、まゆなの手を止め、

「お前が興味あんのは下だけかよ。俺は他も全部脱がす!」

高臣が楽しそうに言う。

「もうッ! 2人共馬鹿でしょ!」

まゆなは2人に背を向けて、残りの仕事を片付け始めた。

「彼女の家で全裸はマズイですよ! 親来たら言い訳しようがないじゃないですか。俺そのトラウマで1週間ムスコが寝たきりでした」

「短いトラウマだな」

一輝のくだらない話に、爆笑の高臣。

「あー、もう! 早く着替えてきて下さい!」

まゆなは2人の背中を更衣室の方向に向けて押した。
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