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硝子の初恋
第7章 初めて一緒のクリスマス
「高臣先輩はまゆの身体の中でどこが一番好きですか?」

ドキッ

一輝の質問に、2人がまゆなを振り返る。

「俺は断然……」

まゆなの頭の先から爪先までを、舐めるように見る一輝。

「俺のなんだから見んな!」

高臣が、一輝の頭を軽く叩いた。

「私は断然おっぱい!!」

まゆなに抱き着き、その胸に顔を埋める沙有里。

「何で沙有里が会話に入ってんのよ……」

「だーかーらー! 俺のなんだから触んな!」

高臣が沙有里を引き剥がす。

「んで? 高臣先輩はまゆの身体のどこが好きなんですか?」

「一輝、しつこい!」

まゆなは一輝をひと睨みする。そして、聞きたいような聞きたくないような複雑な心境で高臣を振り返る。

その唇に、チュッと高臣の唇が軽く触れる。

「内緒」

妖しく笑うと高臣は更衣室へと歩き出す。

「教えて下さいよー」

と高臣にしつこく付きまといながら、一輝も更衣室へ向かい、プールサイドはようやく静かになった。
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