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硝子の初恋
第7章 初めて一緒のクリスマス
「あーあ、まゆ下手くそ」

そう言って、ソファーから降りた高臣は、まゆなの前に跪く。

まゆなの膝に手を置き、その太腿に唇を寄せる高臣。パクッと、太腿の上のケーキを口に入れた。

「んッ」

その瞬間に、高臣の唇が太腿に軽く触れ、まゆなは思わず声を上げた。

「……クリーム、ついちゃったな」

上目遣いでまゆなを見る高臣。頭の上のトナカイの可愛さを忘れるくらいに、妖艶な表情でまゆなを見上げる。

まゆなの心臓がドキドキと騒ぎ出した。

ペロッ

「ひゃっ……」

高臣の舌がまゆなの太腿についたクリームを舐め取っていく。

「んンッ、眞斗ッ、くすぐったい」

高臣の頭を押し返しながら、モゾモゾと、まゆなは小さく抵抗した。

膝の上に置かれていた高臣の手はまゆなの腰に回され、グッと引き寄せられる。

クリームを舐め終えた高臣の舌は足の付け根に向けてだんだんと上っていく。

「眞斗ッ?! んッ、ちょッ、やンッ」

言葉とは裏腹に、その先を求めるように開きかけた両足を、まゆなは慌てて閉じた。
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