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硝子の初恋
第7章 初めて一緒のクリスマス
「眞斗……きゃ!?」

ズリッと一気にベアトップを引き下げられ、突然光の中へ引き出されたまゆなのたわわな胸がプルリと揺れた。

「えぇ?! バカ眞斗! 変態ッ」

慌てて胸を隠すまゆなを、高臣はひょいっと抱き上げる。

「変態なのは、下着も着けてないサンタの方だろ」

「それは眞斗がッ、あッ」

ドサッ

ベッドに寝かされたまゆなの上に、高臣が覆い被さる。

「んッ、んッ」

チュッチュッと音を立てて、高臣がまゆなの胸に吸い付く。

うっとりと閉じかかったまゆなの瞳に、ガラスケースの中のツリーに雪が降り積もるのが見えた。

「あッ、眞斗ッ、雪ッ」

「ん? ホントだ」

チラッと目線で確認すると、高臣はまた、まゆなの胸に舌を這わせる。

胸元で動くトナカイを見ると思わず笑いが込み上げるから、まゆなはガラスケースの中の雪景色を見つめる。
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