この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
硝子の初恋
第8章 かげり始めた幸せ
「帰りは私が漕ぐよ?」

自転車置き場に戻り、まゆなが自転車のサドルを叩く。

「マジ? 漕げんの?」

「任せといて!」

高臣を荷台に、まゆなが運転席に座る。

「うーんッ、重い〜ッ」

どうにか漕ぎ出したものの、かなりフラフラしている。

「大丈夫かぁ?」

荷台から、高臣が心配そうな声を上げる。

「まっかせといって〜」

変に力の入ったまゆなの苦しげな声。

「すげー不安……」

高臣は、振り落とされそうな程にフラフラ走るまゆなの運転に本気で不安になった。


「おっせー」

多少スピードが出始め、先程よりもフラフラ感はなくなってきたまゆな運転の自転車。

それでも、自転車降りて走った方が速そうな亀運転に、高臣は呟いた。

「眞斗がッ、重過ぎッ! 」

ゼーゼーと息を切らしながら、まゆなが反論する。

「俺のせいかよ。……変わるか?」

キキーッ

「ぜひッ、お願いしますッ」

高臣の一言に、待ってましたとばかりにまゆなが自転車を急停止させた。
/367ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ