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硝子の初恋
第8章 かげり始めた幸せ
土手には、初日の出を見ようと、たくさんの人が集まっていた。
ギュッ
気付けばまゆなの隣には高臣がいて、まゆなの手を握っていた。
「わぁ─────ッ」
「キレイ……」
空が白み始め、歓声と共に拍手が起こる。
今年最初の日の出は、雲一つない天気に恵まれ、とてもキレイに見えた。
見惚れていたまゆなは、パンパンと手を叩く音に我に返る。
見回せば、皆、初日に向かって手を合わせていた。
(あ! どうか、今年も眞斗と仲良く過ごせますように……!)
高臣と手を繋いでいるため、手は合わせられないが、ぎゅーとキツく目を閉じ、まゆなは初日に願った。
まるでその願いが聞こえたかのように、高臣が握った手に力を込める。
嬉しそうに口元を緩めると、まゆなも高臣の手を握り返した。
ギュッ
気付けばまゆなの隣には高臣がいて、まゆなの手を握っていた。
「わぁ─────ッ」
「キレイ……」
空が白み始め、歓声と共に拍手が起こる。
今年最初の日の出は、雲一つない天気に恵まれ、とてもキレイに見えた。
見惚れていたまゆなは、パンパンと手を叩く音に我に返る。
見回せば、皆、初日に向かって手を合わせていた。
(あ! どうか、今年も眞斗と仲良く過ごせますように……!)
高臣と手を繋いでいるため、手は合わせられないが、ぎゅーとキツく目を閉じ、まゆなは初日に願った。
まるでその願いが聞こえたかのように、高臣が握った手に力を込める。
嬉しそうに口元を緩めると、まゆなも高臣の手を握り返した。