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硝子の初恋
第9章 突然のサヨナラ

「あの……眞斗は……?」
2人の会話が切れた所で、まゆなは遠慮がちに切り出した。
「あー、屋上にいるよ。ほら、いつもの……呼び出し」
言いにくそうに侑吾が答える。
「まゆちゃんの事知ってても、結構しつこい子がいてさ。何だっけ? ほら、一年のお姫様に選ばれた……」
「立石 つぐみ?!」
沙有里の声に、まゆなの頭の中に"あの"光景が蘇る。
繋がる、高臣とつぐみの身体。
恍惚とした顔のつぐみ。
絶頂を知らせる甘いつぐみの喘ぎ声。
文化祭明けの日に屋上で見た、初夢にまで出てきた忘れられない衝撃の光景。
「ッ……!!」
「え? まゆ!?」
突然走り出したまゆな。
伸ばされた沙有里の手を振り切るように、まゆなは走った。
高臣とつぐみがいる、屋上へ。
2人の会話が切れた所で、まゆなは遠慮がちに切り出した。
「あー、屋上にいるよ。ほら、いつもの……呼び出し」
言いにくそうに侑吾が答える。
「まゆちゃんの事知ってても、結構しつこい子がいてさ。何だっけ? ほら、一年のお姫様に選ばれた……」
「立石 つぐみ?!」
沙有里の声に、まゆなの頭の中に"あの"光景が蘇る。
繋がる、高臣とつぐみの身体。
恍惚とした顔のつぐみ。
絶頂を知らせる甘いつぐみの喘ぎ声。
文化祭明けの日に屋上で見た、初夢にまで出てきた忘れられない衝撃の光景。
「ッ……!!」
「え? まゆ!?」
突然走り出したまゆな。
伸ばされた沙有里の手を振り切るように、まゆなは走った。
高臣とつぐみがいる、屋上へ。

