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硝子の初恋
第9章 突然のサヨナラ
「あはははは! まゆ、まゆ、まゆ、まゆ、まゆ!!! 高臣先輩は最近その名前しか口にしない!」
突然大声で笑い、大声でそう叫ぶつぐみ。驚いて振り返った高臣を睨み付けている。
「……もう、まゆ以外の女に興味なくなったんだよ」
そう言って、またつぐみに背を向けた高臣。つぐみは、その背中に抱き着いた。
「じゃあ嫌でもこっち向かせてやる」
低い声でそう言ったつぐみは、高臣の頬を挟み、無理矢理自分の方に向かせて、唇を重ねた。
「───ッ!!」
高臣がつぐみを突き飛ばし、手の甲でゴシゴシと唇を拭く。
「大切なまゆちゃんに、これ以上の怪我を負わせたくないでしょ?」
突き飛ばされ尻もちをついたつぐみが、立ち上がり、ゆっくりと高臣に近付く。
「……どういう意味だよ?」
屋上の扉を背に立ち止まった高臣は、つぐみを睨んでいた。
「もう一度抱いて!」
つぐみは高臣に抱き着いた。
「無理。まゆとのセックスを知ったら、もう他の女じゃ勃たない」
高臣は、つぐみの肩を押し、自分の身体から引き剥がす。
「じゃあ試してあげる!」
「離せッ!」
またつぐみが抱き着き、高臣が引き剥がす。
繰り返される拒絶の行為に、つぐみは苛立った声を上げた。
突然大声で笑い、大声でそう叫ぶつぐみ。驚いて振り返った高臣を睨み付けている。
「……もう、まゆ以外の女に興味なくなったんだよ」
そう言って、またつぐみに背を向けた高臣。つぐみは、その背中に抱き着いた。
「じゃあ嫌でもこっち向かせてやる」
低い声でそう言ったつぐみは、高臣の頬を挟み、無理矢理自分の方に向かせて、唇を重ねた。
「───ッ!!」
高臣がつぐみを突き飛ばし、手の甲でゴシゴシと唇を拭く。
「大切なまゆちゃんに、これ以上の怪我を負わせたくないでしょ?」
突き飛ばされ尻もちをついたつぐみが、立ち上がり、ゆっくりと高臣に近付く。
「……どういう意味だよ?」
屋上の扉を背に立ち止まった高臣は、つぐみを睨んでいた。
「もう一度抱いて!」
つぐみは高臣に抱き着いた。
「無理。まゆとのセックスを知ったら、もう他の女じゃ勃たない」
高臣は、つぐみの肩を押し、自分の身体から引き剥がす。
「じゃあ試してあげる!」
「離せッ!」
またつぐみが抱き着き、高臣が引き剥がす。
繰り返される拒絶の行為に、つぐみは苛立った声を上げた。