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硝子の初恋
第9章 突然のサヨナラ
「パパの会社、ヤバイ人たちとも繋がってるのよ?」
つぐみの一言に、高臣の動きが止まる。それを見たつぐみは、嬉しそうに笑った。
「まゆちゃんの心をズタズタにする事も、まゆちゃんの身体をズタズタにする事も、私の一言で簡単に出来ちゃうの」
つぐみは、自分を睨んだままの高臣の身体にゆっくりと腕を回す。
「先輩の答え次第で、まゆちゃんの存在を消す事も出来る」
「─────…ッ」
思わず息を飲んだ高臣。つぐみは満足気に笑い、立ち尽くす高臣の身体に自分の身体を寄せた。
「大事なんでしょ? 傷付けたくないでしょ? ずっと一緒にいたいでしょ? だったら、どうすればいいか、答えは簡単ですよね?」
高臣の身体に抱き着いたつぐみは、満面の笑みで高臣を見上げた。
「─────…お前、最低だな」
黙ったまま立ち尽くしていた高臣が、絞り出すようにそう言った。
つぐみの一言に、高臣の動きが止まる。それを見たつぐみは、嬉しそうに笑った。
「まゆちゃんの心をズタズタにする事も、まゆちゃんの身体をズタズタにする事も、私の一言で簡単に出来ちゃうの」
つぐみは、自分を睨んだままの高臣の身体にゆっくりと腕を回す。
「先輩の答え次第で、まゆちゃんの存在を消す事も出来る」
「─────…ッ」
思わず息を飲んだ高臣。つぐみは満足気に笑い、立ち尽くす高臣の身体に自分の身体を寄せた。
「大事なんでしょ? 傷付けたくないでしょ? ずっと一緒にいたいでしょ? だったら、どうすればいいか、答えは簡単ですよね?」
高臣の身体に抱き着いたつぐみは、満面の笑みで高臣を見上げた。
「─────…お前、最低だな」
黙ったまま立ち尽くしていた高臣が、絞り出すようにそう言った。