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硝子の初恋
第9章 突然のサヨナラ
「彼女? ふざけんな! 誰がお前なんかと!」

高臣はつぐみを振り払う。

「……やっぱり。あの場で別れるって言ったのは、私を油断させるためだったんでしょ? 私がいない所で神崎さんの誤解を解いて、こっそりヨリを戻そうとしてる」

つぐみの言葉に、高臣は困惑した表情を浮かべる。

「そうはいかないですよ。せっかく2人が別れたのに、そんなチャンス黙って見てると思いますか?」

高臣の顔を覗きこみ、つぐみは高臣の唇に指で触れた。

「約束通り抱いてやっただろ!」

高臣はつぐみの手を振り払い、大きな声を出していた。

「途中でしょ? 明日、ちゃーんと続きして下さいね?」

「無理! お前なんか……」

言い掛けた高臣の唇に、つぐみの指がもう一度触れた。

「まゆちゃん、高臣先輩以外の男の人を知らないんですよね? 一度に2人とか相手に出来るかな?」

「は?」

高臣の瞳が戸惑い揺れているのを、つぐみは嬉しそうに見つめる。

「ここまで、父の知り合いの男の人に送ってもらったんです。父に大きな恩があるらしくて、娘の私にも逆らえない人たちなんです。何でも言う事聞いてくれるし、どんな頼みも引き受けてくれるんですよ?」

「お前……ッ」

つぐみはニッコリと微笑むと、高臣の首に腕を回した。
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