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硝子の初恋
第10章 サヨナラの理由が知りたい

「まゆ……」
消え入りそうな声で呟いた高臣に、つぐみの動きが止まった。
つぐみは、グッと高臣の胸元を掴む。
「女々しいッ! あれだけいろんな女と遊んできた高臣先輩がッ、あんななんの取り柄もないような女にッ! 女々し過ぎ!」
そう言われても、高臣は抵抗すら示さない。
小さく舌打ちしたつぐみが、ポケットから携帯を取り出す。
「高臣先輩の愛しのまゆちゃんは、もう他の男とイチャイチャしてるのにね」
「─────…ッ」
つぐみの携帯画面に映し出されたのは、朝の渡辺とまゆなの姿。あの時つぐみは、柱の陰に隠れ、まゆなと渡辺の姿を写真に収めていたのだ。
渡辺に手を掴まれ見つめ合うまゆなと渡辺の姿が映し出されている携帯画面を、高臣は目を大きく見開いて見つめたまま絶句している。
「ふふっ」
つぐみが高臣に抱きつくと、タイミング良く予鈴が鳴った。
「あー! もう! 先輩がグズグズしてるから! あんな女早く忘れて、私の事、たっぷり愉しませて下さいね」
いい子を演じているつぐみは、授業をサボれない。小走りに屋上から去って行った。
消え入りそうな声で呟いた高臣に、つぐみの動きが止まった。
つぐみは、グッと高臣の胸元を掴む。
「女々しいッ! あれだけいろんな女と遊んできた高臣先輩がッ、あんななんの取り柄もないような女にッ! 女々し過ぎ!」
そう言われても、高臣は抵抗すら示さない。
小さく舌打ちしたつぐみが、ポケットから携帯を取り出す。
「高臣先輩の愛しのまゆちゃんは、もう他の男とイチャイチャしてるのにね」
「─────…ッ」
つぐみの携帯画面に映し出されたのは、朝の渡辺とまゆなの姿。あの時つぐみは、柱の陰に隠れ、まゆなと渡辺の姿を写真に収めていたのだ。
渡辺に手を掴まれ見つめ合うまゆなと渡辺の姿が映し出されている携帯画面を、高臣は目を大きく見開いて見つめたまま絶句している。
「ふふっ」
つぐみが高臣に抱きつくと、タイミング良く予鈴が鳴った。
「あー! もう! 先輩がグズグズしてるから! あんな女早く忘れて、私の事、たっぷり愉しませて下さいね」
いい子を演じているつぐみは、授業をサボれない。小走りに屋上から去って行った。

