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硝子の初恋
第10章 サヨナラの理由が知りたい

つぐみが去った屋上で、高臣は1人ボーっとまゆなの事を考えていた。
(あんな写真…撮ろうと思えばどんな状況でも……)
先程つぐみに見せられた写真を思い出す。
(文化祭でまゆに告白した奴だよな。……まゆにキスマーク付けた奴……。本気でまゆを狙ってるって、沙有里が言ってた……)
高臣ははぁーっと大きくため息を吐いた。
(手、繋がれてたよな……見つめ…合ってたし……)
「あー、クソッ」
短い髪をくしゃりと潰し、高臣は頭を抱えた。
「女々しいかぁ……」
(そんな簡単に忘れられる女、こんなみじめな想いしてまで守ろうとする訳ねぇだろ……)
(あんな写真…撮ろうと思えばどんな状況でも……)
先程つぐみに見せられた写真を思い出す。
(文化祭でまゆに告白した奴だよな。……まゆにキスマーク付けた奴……。本気でまゆを狙ってるって、沙有里が言ってた……)
高臣ははぁーっと大きくため息を吐いた。
(手、繋がれてたよな……見つめ…合ってたし……)
「あー、クソッ」
短い髪をくしゃりと潰し、高臣は頭を抱えた。
「女々しいかぁ……」
(そんな簡単に忘れられる女、こんなみじめな想いしてまで守ろうとする訳ねぇだろ……)

