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硝子の初恋
第10章 サヨナラの理由が知りたい

「神崎! 今日暇?」
元気な声が頭上から降り注ぐ。顔を上げると、渡辺がまゆなの席の前に立っていた。
「え? 暇ってどういう……」
沙有里のおかげで涙の止まったまゆなが、渡辺を見つめる。
「ちょっと付き合って!」
渡辺はまゆなの腕を引き、強引に立たせた。
「は? おい、渡辺! まゆをどこ連れてく気?!」
追い掛ける沙有里を振り切るように、渡辺はまゆなの手を引いて走り出す。
「渡辺くん!? どこ行くの?!」
サッカー部の渡辺の足は速く、まゆなは着いて行くのに必死だ。
「近くにファストフード店が出来たでしょ? 昼飯そこで食べようと思って!!」
「えぇ!?」
渡辺の勢いに押されて、気付けば2人で校門から外へと走り出ていた。
元気な声が頭上から降り注ぐ。顔を上げると、渡辺がまゆなの席の前に立っていた。
「え? 暇ってどういう……」
沙有里のおかげで涙の止まったまゆなが、渡辺を見つめる。
「ちょっと付き合って!」
渡辺はまゆなの腕を引き、強引に立たせた。
「は? おい、渡辺! まゆをどこ連れてく気?!」
追い掛ける沙有里を振り切るように、渡辺はまゆなの手を引いて走り出す。
「渡辺くん!? どこ行くの?!」
サッカー部の渡辺の足は速く、まゆなは着いて行くのに必死だ。
「近くにファストフード店が出来たでしょ? 昼飯そこで食べようと思って!!」
「えぇ!?」
渡辺の勢いに押されて、気付けば2人で校門から外へと走り出ていた。

