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硝子の初恋
第10章 サヨナラの理由が知りたい

「はぁっ、はぁっ……」
「巻いたな」
荒い呼吸をして座り込むまゆなとは対照的に、渡辺は楽しそうに笑いながら後ろを振り替える。
「渡辺くん、足、速いね」
まゆなはまだ整わない呼吸と肺の痛みに、胸を押さえた。
「サッカー部だからね」
渡辺はサラッと答えて爽やかに笑う。
ドキッ……その笑顔に思わず心臓が反応し、まゆなは慌てて目を逸らした。
「…俺ん家この近くなんだけど……来ない?」
「ッ!!」
渡辺の真剣な声色に、まゆなは慌てて首を横に振った。
「……何もしないから……」
ゲームセンターから繋いだままの手に、力が込められる。
「巻いたな」
荒い呼吸をして座り込むまゆなとは対照的に、渡辺は楽しそうに笑いながら後ろを振り替える。
「渡辺くん、足、速いね」
まゆなはまだ整わない呼吸と肺の痛みに、胸を押さえた。
「サッカー部だからね」
渡辺はサラッと答えて爽やかに笑う。
ドキッ……その笑顔に思わず心臓が反応し、まゆなは慌てて目を逸らした。
「…俺ん家この近くなんだけど……来ない?」
「ッ!!」
渡辺の真剣な声色に、まゆなは慌てて首を横に振った。
「……何もしないから……」
ゲームセンターから繋いだままの手に、力が込められる。

