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硝子の初恋
第10章 サヨナラの理由が知りたい

「ごめん…沙有里……」
「タイミング悪過ぎだよ! 高臣先輩、絶対誤解したって!!」
「うん……」
(誤解か……もう別れてるのに、誤解も何もないんだけどな)
周りに知られていないだけで、もう1週間も前にまゆなと高臣は別れている。
お互い好きなまま、何かわからないけど事情があって別れなければいけなかったんだと思っていた。
(でも、立石さんと毎日エッチしてるって言ってた。……愛し合ってるって……)
高臣の気持ちが分からず、まゆなは待ち続けるべきか諦めるべきか、分からなくなっていた。
「まゆ、ごめん!」
一輝がガバッと勢いよく頭を下げる。
「一輝のバカが、高臣先輩に、まゆが渡辺とバックレた事バラしたの!」
沙有里は一輝を睨む。
「ううん。私の方こそ、ごめんね?」
まゆなは、図らずも巻き込まれている一輝に申し訳なくなった。
「後でじっくり聞かせてよね!」
「うん……」
沙有里とまゆなは慌てて、部活の準備を始めた。
「タイミング悪過ぎだよ! 高臣先輩、絶対誤解したって!!」
「うん……」
(誤解か……もう別れてるのに、誤解も何もないんだけどな)
周りに知られていないだけで、もう1週間も前にまゆなと高臣は別れている。
お互い好きなまま、何かわからないけど事情があって別れなければいけなかったんだと思っていた。
(でも、立石さんと毎日エッチしてるって言ってた。……愛し合ってるって……)
高臣の気持ちが分からず、まゆなは待ち続けるべきか諦めるべきか、分からなくなっていた。
「まゆ、ごめん!」
一輝がガバッと勢いよく頭を下げる。
「一輝のバカが、高臣先輩に、まゆが渡辺とバックレた事バラしたの!」
沙有里は一輝を睨む。
「ううん。私の方こそ、ごめんね?」
まゆなは、図らずも巻き込まれている一輝に申し訳なくなった。
「後でじっくり聞かせてよね!」
「うん……」
沙有里とまゆなは慌てて、部活の準備を始めた。

