パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第11章 再び重なる心

「あの渡辺とかいう奴にも顔赤くして笑いかけて、小長井先輩にも同じ顔して笑いかけて……フラフラしてんなよ！」

「なっ……」

いきなり大きな声を出され驚くまゆな。だが、言われた内容にも驚いて、つい声を荒げた。

「フラフラなんてしてないし、してたとしても、もう高臣先輩には関係ないでしょ！？」

「ッ！！」

まゆなの言葉に、高臣は一瞬泣きそうな程に切ない顔をする。

「ん─────…」

次の瞬間、

まゆなの唇は、高臣の唇に塞がれていた。

押し入って来た高臣の熱い舌が、まゆなの舌に絡みつく。

「んッ、う…ふぅ……」

まゆなの腰と後頭部に回された高臣の手が、まゆなをグッと引き寄せる。

抵抗する気もなく、まゆなは高臣のワイシャツの胸元を掴みその身を任せていた。