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硝子の初恋
第11章 再び重なる心
屋上では、つぐみが、高臣の膝に座りその広い胸板に身体を預けていた。

「後ろから胸を揉まれるの好きなの……」

そう言って、高臣の手を自分の胸に持っていく。

はぁーっと高臣はため息を吐き、つぐみの胸を制服の上から弄る。

「アンッ、ねぇ…神崎さんの、んンッ、首筋にッ、はぁ…キスマークがあるのッ…知ってる?」

つぐみは自らブレザーとベストのボタンを外し、高臣の手をブラウスの中に突っ込む。

「……知ってる。俺が付けた」

つぐみの胸に下着越しに触れながら、高臣は勝ち誇ったようにニッと笑う。

「はぁ? 神崎さんとエッチしたの?」

つぐみは高臣を振り返り、大きな声を出す。

「……お前には関係ない」

「あるでしょ! 大ありでしょ!! 私とは出来なくて、神崎さんとなら出来るってどういう事よ!?」

「……そういう事だろ」

「!!!」

不敵に笑う高臣。つぐみは白くなる程キツく唇を噛み締めた。
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