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硝子の初恋
第11章 再び重なる心
毎日強要されるつぐみとのセックス。どうしても勃たなくて、罵倒される毎日。
まゆなの周りにいる全ての男が、高臣の視界に入り、心を掻き乱していく。
スランプは一向に抜け出せる気配もなく自己ベスト更新どころか、今後の大会への出場も危うい程にタイムが落ち込んで来ていた。
どれだけ疲れていても、夜はほとんど眠れない。
どれだけお腹が空いても、ほとんど食べれない。
高臣の心も身体も、もう限界に来ていた。
「まな……高臣先輩は、立石さんに弱味か何かで脅されてるの? だから、私たちは別れなきゃいけなかったの?」
「……ッ」
「何で? 別れなきゃいけない程の理由がわかんない」
「……」
まゆなの目を見れずに俯く高臣。
「私じゃ、高臣先輩を救えませんか?」
まゆなの言葉に、まゆなを抱きしめる高臣の手に力が入った。
(……震えてる?)
高臣の肩が小刻みに震えているのがまゆなの身体にも伝わり、まゆなは高臣をキツくキツく抱き締めた。
まゆなの周りにいる全ての男が、高臣の視界に入り、心を掻き乱していく。
スランプは一向に抜け出せる気配もなく自己ベスト更新どころか、今後の大会への出場も危うい程にタイムが落ち込んで来ていた。
どれだけ疲れていても、夜はほとんど眠れない。
どれだけお腹が空いても、ほとんど食べれない。
高臣の心も身体も、もう限界に来ていた。
「まな……高臣先輩は、立石さんに弱味か何かで脅されてるの? だから、私たちは別れなきゃいけなかったの?」
「……ッ」
「何で? 別れなきゃいけない程の理由がわかんない」
「……」
まゆなの目を見れずに俯く高臣。
「私じゃ、高臣先輩を救えませんか?」
まゆなの言葉に、まゆなを抱きしめる高臣の手に力が入った。
(……震えてる?)
高臣の肩が小刻みに震えているのがまゆなの身体にも伝わり、まゆなは高臣をキツくキツく抱き締めた。