この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
硝子の初恋
第12章 踏み出す勇気
(どうか…どうか、立石さんが眞斗を解放してくれますように)

まゆなは胸の前で手を合わせる。

(眞斗がこれ以上傷付きませんように……)

ギュッとキツく目を閉じると涙が頬を伝い、まゆなは慌てて拭き取った。

「あれ? 眞斗は?」

高臣の背中が見えなくなった方を見たまま固まっていたまゆなは、侑吾の声に我に返った。

「あ、えっとですね……あの…」

何から話せばいいのか……
今まで黙ってた事をなじられないか……
まゆなの心臓がドキドキと忙しく鳴り出す。

「まゆ? どうかした?」

沙有里が心配そうにまゆなの顔を覗き込む。

「沙有里……手、繋いでて?」

怪訝な顔をしながらも沙有里がまゆなの手を握る。

「あの……聞いて欲しい事があります……どうか、眞斗を助けてあげて下さい」

まゆなの言葉に、全員が箸を置いてまゆなを見つめた。

まゆなは深呼吸をして、つぐみの事を話し始めた。

/367ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ