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硝子の初恋
第13章 男としてのケジメ
「バカまゆ! そういう事はちゃんと相談しなよ!」

まゆなの話を聞いていたらしい成美がまゆなに喰ってかかる。

「ごめん…」

俯いたまゆな。

「まぁ、無事解決したならよかったじゃん? 防犯カメラの方は? 何だって?」

「防犯カメラの映像は見せられないって!」

晴人が助け舟を出した丁度その時に、顧問に職員室に呼ばれていた侑吾と沙有里が、腹立たしげにそう言いながら6人の近くにドスンと座った。

(やっぱりな……)

理由を話しても証拠がない。立石家から高額の寄付をもらっている学校が、証拠もなしに動いてくれるわけもなかった。

高臣は重いため息を吐く。

「眞斗……」

それに気付いたまゆなは、キツく握り締められた高臣の手にそっと包むように触れた。

「大人なんてアテにしないでさ、他の証拠を集めよう!」

黙って侑吾と沙有里の話に耳を傾けていた譲が言った。

「しかも、立石さんを追い詰められる完璧なやつね」

ため息交じりに佳菜美が言うと「うーん……」と全員が唸り黙り込んでしまった。

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