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硝子の初恋
第13章 男としてのケジメ
「偉っそうに!!」
「─────…っ!?」
つぐみの細い手がまゆなの首に伸びる。
「彼女ぶってんなよ、振られたくせに!」
「……ッ!」
その細い手のどこにそんな力があるのかという程の力で、つぐみはまゆなの首を締め始める。
「お前なんかいなくなればいい!ありのままで、友達にも恵まれて! 彼氏にも恵まれて! 家族にも恵まれて!! 」
「や……ッ!」
必死に抵抗しても全く通じない。継げない呼吸に、まゆなの意識が遠くなっていった。
「いつもいい子を演じなきゃいけなかった私の気持ちがわかるか?!わからないなら死ね! 死ね! 死ね!!」
「─────…」
(眞斗……っ!!)
途切れそうになる意識の中で、まゆなは高臣の名前を呼んだ。
「─────まゆ!!」
つぐみの身体が遠くに飛ばされ、まゆなの肺に一気に酸素が入ってくる。
ゲホゲホと咳き込むように呼吸を繋いだまゆな。高臣はまゆなを抱き締め、優しくその背中をさすった。
「─────…っ!?」
つぐみの細い手がまゆなの首に伸びる。
「彼女ぶってんなよ、振られたくせに!」
「……ッ!」
その細い手のどこにそんな力があるのかという程の力で、つぐみはまゆなの首を締め始める。
「お前なんかいなくなればいい!ありのままで、友達にも恵まれて! 彼氏にも恵まれて! 家族にも恵まれて!! 」
「や……ッ!」
必死に抵抗しても全く通じない。継げない呼吸に、まゆなの意識が遠くなっていった。
「いつもいい子を演じなきゃいけなかった私の気持ちがわかるか?!わからないなら死ね! 死ね! 死ね!!」
「─────…」
(眞斗……っ!!)
途切れそうになる意識の中で、まゆなは高臣の名前を呼んだ。
「─────まゆ!!」
つぐみの身体が遠くに飛ばされ、まゆなの肺に一気に酸素が入ってくる。
ゲホゲホと咳き込むように呼吸を繋いだまゆな。高臣はまゆなを抱き締め、優しくその背中をさすった。