この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
硝子の初恋
第14章 ご褒美はスイートルームの甘い夜
「自己ベスト更新おめでとう」

一輝の父親の経営するホテルの従業員用の小さな食堂で、高臣、まゆな、一輝、一輝の両親、更に数人の従業員がグラスを合わせた。

「高臣先輩、ちょっと前までスランプだったじゃないですか! 皆で心配してたんスよ?」

一輝が言うと、一輝の両親もコクコクと頷く。

「一輝は相変わらずお喋りだな……」

高臣のため息交じりの言葉にも、一輝の両親と従業員がコクコクと頷く。

「え? 皆言ってたし! まゆと別れたからだとかすげー噂になってましたよ?」

「KY」

一輝が焦って紡いだ言葉に、若い男性従業員がボソッと呟く。

「別れた情報はもっと早く欲しかった! 高臣くん狙ってたのにぃ!!」

三十路近そうな女性従業員が本気で悔しそうな顔をして、高臣を見つめた。

「そろそろ俺たちも仕事に戻るか! 眞斗、最上階のスイートルーム空けといたぞ」

女性従業員から高臣を隔てるように立ち塞がった一輝の父親が、高臣に金色に輝くルームキーを手渡した。
/367ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ