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硝子の初恋
第2章 変わってしまった関係

「高臣先輩! おはようございます!」
教室内の一年部員たちが、口々に、高臣に挨拶をする。
「おー」
高臣は短く挨拶を返す。
「まゆ? もう平気か?」
高臣に顔を覗き込まれ、まゆなの顔が一気に赤くなった。
「え? まゆ?」
察しのいい沙有里がニヤニヤする。
「ちっ、違うから!」
まゆなは、沙有里のニヤニヤ顔を両手で挟んで潰す。
そして、
「高臣先輩! ちょっと!!」
まゆなは高臣の腕を引き、歩き出す。
「まゆー、後でちゃんと聞かせてよぉ?」
「まゆ、頑張れー!」
沙有里と一輝の呑気な声を振り切り、ひと気のない方へとズンズン歩いて行くまゆな。
まゆなに腕を引かれた高臣は、抵抗する事もなく、楽しそうな笑顔を浮かべながら、まゆなについて歩いて行った。
教室内の一年部員たちが、口々に、高臣に挨拶をする。
「おー」
高臣は短く挨拶を返す。
「まゆ? もう平気か?」
高臣に顔を覗き込まれ、まゆなの顔が一気に赤くなった。
「え? まゆ?」
察しのいい沙有里がニヤニヤする。
「ちっ、違うから!」
まゆなは、沙有里のニヤニヤ顔を両手で挟んで潰す。
そして、
「高臣先輩! ちょっと!!」
まゆなは高臣の腕を引き、歩き出す。
「まゆー、後でちゃんと聞かせてよぉ?」
「まゆ、頑張れー!」
沙有里と一輝の呑気な声を振り切り、ひと気のない方へとズンズン歩いて行くまゆな。
まゆなに腕を引かれた高臣は、抵抗する事もなく、楽しそうな笑顔を浮かべながら、まゆなについて歩いて行った。

