この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
硝子の初恋
第15章 それぞれの想い
「んだよっ、せっかくのバレンタインにAV鑑賞会に来てやってんのに」
「観る気満々で来たくせにっ」
「はぁ?! それは眞斗の方だろっ」
「俺は観るよりヤル方がいいんだよっ」
「俺だってそうだっ」
子どもみたいな言い合いをする高臣と侑吾を引き摺るようにして、まゆなが一輝の父親のラブホへ案内をして行く。
「ここ、最近大人気のホテルじゃん!? 一輝ん家なの? すごいっ」
ホテルを前に、沙有里が歓声を上げる。
「先輩ー! こっちこっち」
バレンタインで賑わうホテル正面ではなく、裏の方から一輝が手招きしていた。
「すいません。全部屋満室で……」
頭を下げる一輝。
「バレンタインだからな」
高臣は入室を待つ車の列を嬉しそうに見やる。
「今回はどんなイベントなの?」
まゆなが高臣に聞くと、
「このホテルのイベント、かなりの人気なんだろ? 眞斗、すげーじゃん!」
侑吾が高臣の肩を叩いた。
「で? どこで鑑賞会すんの?」
ホテルの裏口から中へ入りながら高臣が聞いた。
「今日はバレンタインだからカップル限定dayなんですよ。だから、大人数部屋が空いてるんです。だからって、おっ始めないで下さいよ?」
従業員用の通路を通り抜け、更に奥へと進む。
一輝の案内で、大人数部屋と言われた部屋のドアの前に辿り着いた。
「観る気満々で来たくせにっ」
「はぁ?! それは眞斗の方だろっ」
「俺は観るよりヤル方がいいんだよっ」
「俺だってそうだっ」
子どもみたいな言い合いをする高臣と侑吾を引き摺るようにして、まゆなが一輝の父親のラブホへ案内をして行く。
「ここ、最近大人気のホテルじゃん!? 一輝ん家なの? すごいっ」
ホテルを前に、沙有里が歓声を上げる。
「先輩ー! こっちこっち」
バレンタインで賑わうホテル正面ではなく、裏の方から一輝が手招きしていた。
「すいません。全部屋満室で……」
頭を下げる一輝。
「バレンタインだからな」
高臣は入室を待つ車の列を嬉しそうに見やる。
「今回はどんなイベントなの?」
まゆなが高臣に聞くと、
「このホテルのイベント、かなりの人気なんだろ? 眞斗、すげーじゃん!」
侑吾が高臣の肩を叩いた。
「で? どこで鑑賞会すんの?」
ホテルの裏口から中へ入りながら高臣が聞いた。
「今日はバレンタインだからカップル限定dayなんですよ。だから、大人数部屋が空いてるんです。だからって、おっ始めないで下さいよ?」
従業員用の通路を通り抜け、更に奥へと進む。
一輝の案内で、大人数部屋と言われた部屋のドアの前に辿り着いた。