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硝子の初恋
第15章 それぞれの想い
「俺の彼女の三浦寧々(みうら ねね)です」

ベッドに腰掛けていた女の子を紹介される。

黒いストレートの髪を二つ結びにしている、見た目に真面目そうな女の子だ。

大きいとはいえない目を見開き、高臣に魅入っている。

「寧々っ、ヨダレ垂れてる」

一輝の言葉に、寧々は慌てて口元を押さえる。

「嘘〜」

言いながら寧々の肩を抱く一輝。

(お似合いのカップルだな)

同じ事を思ったのか、まゆなと沙有里は顔を見合わせて笑った。


6人は軽く自己紹介を済ませる。

寧々は、隣の市の高校に通っていて、一輝とは中学の同級生。

このバレンタインが付き合って2年の記念日だそうだ。

「そんな大事な日に、邪魔しちゃってごめんね?」

まゆなが言うと、寧々はブンブンと首を横に振った。

「絶品のイケメンが見れたんです。むしろ得した気分」

寧々はチラリと高臣を見ると、顔を赤らめて俯いた。

「寧々っ、高臣先輩は見ると妊娠するぞっ!」

一輝が寧々の視界から高臣を遮る。

「はぁ? 一輝バカか? 見ただけで妊娠する訳ねえじゃん」

高臣が呆れたような声を出せば、

「それを知るために、今日の勉強会があるんだろ」

「侑吾っ、顔がいやらしい」

頬を赤く染めた沙有里が侑吾の頬をつねる。

「んじゃ、始めますね」

テレビを付けた一輝が振り返り、リモコンを弄った。

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