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硝子の初恋
第15章 それぞれの想い
初めて観るエッチなビデオに、まゆなは落ち着かずにいた。
始めの内は物語として進んでいたが、あっと言う間に男女が全裸になり、互いの身体を貪り始める。
他人のエッチなシーンを、高臣に後ろから抱きしめられる形で観るのは落ち着かない。
『アーッ、アンッ、アンッ』
テレビの中の女性が、派手な喘ぎ声を上げ始める。
(どっ、どうしよう……直視出来ない)
助けを求める様に隣りの沙有里を見れば、同じ様に後ろから侑吾に抱きしめられる形で座ったまま、瞬きを忘れたかのようにテレビ画面を見つめている。
(元々沙有里のための勉強会なんだから必死なんだろうけど……どうしよう……)
どれだけ見つめても、どれだけ視線を送っても、全く気付く様子のない沙有里に、まゆなは肩を落とす。
(そうだ、寧々ちゃんは……)
沙有里の向こうに、やはり一輝に後ろから抱きしめられるように座る寧々を見る。
寧々は真っ赤になって俯いていた。
(そうだよねっ、こんなの恥ずかしくて観れないよね)
寧々となら分かり合える! と寧々を見つめるまゆな。モゾモゾと寧々の胸元が動いているのに気が付いた。
始めの内は物語として進んでいたが、あっと言う間に男女が全裸になり、互いの身体を貪り始める。
他人のエッチなシーンを、高臣に後ろから抱きしめられる形で観るのは落ち着かない。
『アーッ、アンッ、アンッ』
テレビの中の女性が、派手な喘ぎ声を上げ始める。
(どっ、どうしよう……直視出来ない)
助けを求める様に隣りの沙有里を見れば、同じ様に後ろから侑吾に抱きしめられる形で座ったまま、瞬きを忘れたかのようにテレビ画面を見つめている。
(元々沙有里のための勉強会なんだから必死なんだろうけど……どうしよう……)
どれだけ見つめても、どれだけ視線を送っても、全く気付く様子のない沙有里に、まゆなは肩を落とす。
(そうだ、寧々ちゃんは……)
沙有里の向こうに、やはり一輝に後ろから抱きしめられるように座る寧々を見る。
寧々は真っ赤になって俯いていた。
(そうだよねっ、こんなの恥ずかしくて観れないよね)
寧々となら分かり合える! と寧々を見つめるまゆな。モゾモゾと寧々の胸元が動いているのに気が付いた。