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硝子の初恋
第2章 変わってしまった関係
「何で……」
荒い呼吸をしながら、まゆなが呟く。
「ん?」
まゆなの足の間に身体を滑り込ませながら、高臣がまゆなの声を拾う。
「何で……私……なの? 先輩の周りには、たくさんの女の人がいるのに……。特定の誰かなんて、求めてもいないくせに……」
大好きな高臣に付き合おうと言われて、嬉しくないはずがない。
だけど、レイプされて、脅されて、だから付き合うなんて─────嫌だ。
「……」
高臣は無言でまゆなを見下ろす。
「何でか……そうだな……いろんな女を相手にすんの、面倒になったから……」
来るもの拒まず、去るもの追わず。
高臣は、そういう身体の付き合いしか知らない。
そういう関係が楽だと思っていた。
特定の誰かなんて、求めた事もなかった。
「他の女除けに、私と付き合うの? そんなの……絶対嫌だ」
高臣を睨むように見つめ、まゆなはそう言い切った。
荒い呼吸をしながら、まゆなが呟く。
「ん?」
まゆなの足の間に身体を滑り込ませながら、高臣がまゆなの声を拾う。
「何で……私……なの? 先輩の周りには、たくさんの女の人がいるのに……。特定の誰かなんて、求めてもいないくせに……」
大好きな高臣に付き合おうと言われて、嬉しくないはずがない。
だけど、レイプされて、脅されて、だから付き合うなんて─────嫌だ。
「……」
高臣は無言でまゆなを見下ろす。
「何でか……そうだな……いろんな女を相手にすんの、面倒になったから……」
来るもの拒まず、去るもの追わず。
高臣は、そういう身体の付き合いしか知らない。
そういう関係が楽だと思っていた。
特定の誰かなんて、求めた事もなかった。
「他の女除けに、私と付き合うの? そんなの……絶対嫌だ」
高臣を睨むように見つめ、まゆなはそう言い切った。