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硝子の初恋
第2章 変わってしまった関係
荒い呼吸も、乱れた服装も、取り乱した心も、全て整え終わると、高臣がまゆなを抱き締めた。
「なぁ、まゆ。マジで俺と付き合わない?」
いつもより真剣な顔をした高臣に、まゆなの心がまた乱される。
(……他の女除けのために?)
言ったら泣いちゃいそうで、まゆなは涙と共にその言葉を飲み込む。
「あ! 昨日、高臣先輩が助けてくれたって聞きました。一緒に閉じ込められてたのに、何で?」
慌てて話題を変える。
「あー……」
言いながら、高臣が向けた視線の先には……
「……窓?」
体育倉庫にたった一つだけある小窓。
小窓といっても、人1人はどうにか通れそうな大きさはある。
「なぁ、まゆ。マジで俺と付き合わない?」
いつもより真剣な顔をした高臣に、まゆなの心がまた乱される。
(……他の女除けのために?)
言ったら泣いちゃいそうで、まゆなは涙と共にその言葉を飲み込む。
「あ! 昨日、高臣先輩が助けてくれたって聞きました。一緒に閉じ込められてたのに、何で?」
慌てて話題を変える。
「あー……」
言いながら、高臣が向けた視線の先には……
「……窓?」
体育倉庫にたった一つだけある小窓。
小窓といっても、人1人はどうにか通れそうな大きさはある。