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硝子の初恋
第3章 後悔先に立たず
「俺、付き合ってる女いる」
「え?!」
来るもの拒まずの高臣から、まさかの発言。
そう言った切り、つぐみは固まってしまった。
あっという間に溜まった涙が、大きな黒目からポロポロと溢れ出す。
「どうしても! どうしても、初めては好きな人にあげたいんです! 高臣先輩、エッチして下さい」
つぐみは高臣に頭を下げる。
日本人形のような顔立ちからは、控えめな印象を受ける。……だが、実際は、肉食女子のようだ。
「何か重いし、めんどくせぇ……」
本当に面倒臭そうに、渋る高臣。
「お願いします! 初めてをもらってくれたら諦めます! だから……お願いしますッ」
なかなか食い下がらないつぐみ。
(まぁ、まだまゆに付き合うって了承されてねぇし、まゆも何も言わねぇか)
高臣はため息を吐いて、重い腰を上げる。
「……わかった。開通だけな?」
「はっ、はい! ありがとうございます」
つぐみは高臣に抱きつき、その胸板に顔を摺り寄せた。
「え?!」
来るもの拒まずの高臣から、まさかの発言。
そう言った切り、つぐみは固まってしまった。
あっという間に溜まった涙が、大きな黒目からポロポロと溢れ出す。
「どうしても! どうしても、初めては好きな人にあげたいんです! 高臣先輩、エッチして下さい」
つぐみは高臣に頭を下げる。
日本人形のような顔立ちからは、控えめな印象を受ける。……だが、実際は、肉食女子のようだ。
「何か重いし、めんどくせぇ……」
本当に面倒臭そうに、渋る高臣。
「お願いします! 初めてをもらってくれたら諦めます! だから……お願いしますッ」
なかなか食い下がらないつぐみ。
(まぁ、まだまゆに付き合うって了承されてねぇし、まゆも何も言わねぇか)
高臣はため息を吐いて、重い腰を上げる。
「……わかった。開通だけな?」
「はっ、はい! ありがとうございます」
つぐみは高臣に抱きつき、その胸板に顔を摺り寄せた。