この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
硝子の初恋
第3章 後悔先に立たず
「……遅ぇ」
高臣はつぐみの中からスルリと抜け出すと、呆然と立ち尽くすまゆなから、パンを奪い取り食べ始めた。
「せっ、先輩? 何でやめちゃうの?」
つぐみは両足をモジモジと小擦り合わせながら、高臣に近寄る。
「何か、お前のそこ、違う」
「え?」
つぐみの足が止まる。
「まゆの方が気持ちいい」
固まったままのまゆなを抱き寄せる高臣。
「さっ、最低!!」
我に返ったまゆなは、高臣を引き剥がそうとするが、ビクともしない。
「望み通り開通してやったし、何度もイってたじゃん? もう満足だろ?」
「まだまだ足りない! 高臣先輩がもっと欲しい」
「立石さん! もうやめなよ! こいつ最低だから!」
高臣の腕から逃れようともがきながら、まゆなはつぐみにそう言う。
「まゆ、先輩に向かって"こいつ"はないだろ」
そう言いながらも楽しそうに笑う高臣は、更に腕に力を込めまゆなを引き寄せた。
高臣はつぐみの中からスルリと抜け出すと、呆然と立ち尽くすまゆなから、パンを奪い取り食べ始めた。
「せっ、先輩? 何でやめちゃうの?」
つぐみは両足をモジモジと小擦り合わせながら、高臣に近寄る。
「何か、お前のそこ、違う」
「え?」
つぐみの足が止まる。
「まゆの方が気持ちいい」
固まったままのまゆなを抱き寄せる高臣。
「さっ、最低!!」
我に返ったまゆなは、高臣を引き剥がそうとするが、ビクともしない。
「望み通り開通してやったし、何度もイってたじゃん? もう満足だろ?」
「まだまだ足りない! 高臣先輩がもっと欲しい」
「立石さん! もうやめなよ! こいつ最低だから!」
高臣の腕から逃れようともがきながら、まゆなはつぐみにそう言う。
「まゆ、先輩に向かって"こいつ"はないだろ」
そう言いながらも楽しそうに笑う高臣は、更に腕に力を込めまゆなを引き寄せた。