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硝子の初恋
第1章 憧れの王子様
(うわー高臣先輩の胸板逞しい)

勢いよくぶつかり、強打した鼻を片手で押さえながら、もう一方の片手は高臣の胸板に触れていたまゆな。

幼稚園の頃から水泳を続けているという高臣の身体は、ガッチリと逞しく、その胸板も男を感じさせる硬さだった。

(どうしよ、早く離れなきゃなのに、このハプニング嬉し過ぎる)

思わずその感触を確かめてしまう。


「まゆ?こんな所まで何しに来たんだよ?」

高臣の声に我に返り、ビクリと身体を揺らすまゆな。

「たっ、たこ焼き買いにきたんです」

まゆなは、慌てて高臣から離れた。

触れ心地のいいまゆなの大きな胸が遠ざかり、高臣は小さく舌打ちした。


『高臣眞斗くーん! 至急講堂までお願いします!』

高臣を呼ぶ校内放送が響く。

「王子様、呼ばれてますよ?」

「めんどくせぇ」

予想通りの高臣の答えに、まゆなはクスクスと笑う。

「先輩、生活態度も口も悪いのに、顔だけはいいから!」

言ってからハッとする。

「はぁ?お前マジムカつく」

高臣は眉間にシワを寄せ、まゆなを見下ろしていた。
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