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硝子の初恋
第3章 後悔先に立たず
呼び出し音が鳴るが、まゆなは携帯に出ない。

「本気なら何でつぐみ姫とヤっちゃったんですかぁ?」

「はぁ?」

「昨日の告白聞いたでしょ? まゆは意外とモテるんですよぉ? 告白より先にレイプして、そのムービーで脅して付き合えとか、まゆの中の高臣先輩の好感度、今ドン底ですよ?」

沙有里の真面目な口ぶりに、高臣は携帯画面から顔を上げた。

「一年の渡辺王子、かなり本気でまゆを狙ってますよ? 爽やかイケメン! 好感度抜群ですからね」

昨日、渡辺からの告白に舞い上がっていたまゆなを思い出し、高臣の動きが止まる。

「後悔先に立たず。朝から渡辺くん、まゆなの事探し回ってたなぁ」

「……帰る」

高臣はベンチから起き上がり、屋上出入り口へ向かって歩く。

「先輩、先輩! 私への御礼を忘れてます!」

沙有里の声に高臣が振り返ると、ガバッと高臣の胸に抱きつく沙有里。

「お礼はやっぱこの胸板でしょ! うぉーッ、男を感じるわぁ!」

「……殴るぞ」

「やーん。まゆなに振られたら、私に中出ししてね」

高臣の胸板を変質者の如く触りながら頬ずりをする沙有里に、先程よりも強めの、高臣の本気のデコピンがヒットした。


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